4.魚道・魚棲工 

魚のジャンプ力を越えた落差のある魚道は、アユや降海型のサケ、マス類の魚類にとっては生息域が分断されるなどの障害を与えます。
魚類の回遊・水生生物などの移動の自由を確保するために、階段式魚道やスロープ式魚道を設置します。
(魚道ボックス内に砂礫などが堆積し、遊泳水深が確保されない場合はそれらの障害物などを取り除きます。)

階段式魚道

スロープ式魚道

 
魚種や体長・体高の違い、遊泳特性などによって魚道を選好できるように階段式やスロープ魚道を組み合わせます。  

既存の河川横断構造物などの全面に、魚道ボックスを設置することによって、いままで不可能であった魚類の遡上降下が可能となります。

河川生物の移動・上下流の連続性・植生の回復によって河川を利用する生物の生息域が多様なものとなります。

協力:燻煙木材建設技術研究所・滑ツ境システム開発
煌燻木材による新しい建設技術を目指して 目次

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