評価基準について

 建築資材・工法
1.使用時環境・
  健康負荷性
++(+2) ・ いっさいの合成化学物質(抗菌、防腐、防虫、防火等)による処理がされていないこと
臭気性の強い天然物質による処理(抗菌、防腐等)がされていないこと
材料そのものから固有の揮発物質などが大量に発生していないこと
+(+1) ・ 天然の有害性の低い処理程度であること
有害性の低い、揮発性のない合成化学物質処理にとどまっていること
0( 0) ・ 使用時にある程度の有害性はあるが、一般市場流通品としては環境・健康負荷が比較的小さいこと
−(−1) ・ 使用時の環境・健康負荷程度が中程度である
−−(−2) ・ 使用時の環境・健康負荷程度がかなり大きく、危険性があること
 
2.製造時環境・
  健康負荷性
++(+2) ・ 製造時、有害な合成化学物質などによる措置や添加が行われていないこと
合成樹脂などの石油化学素材の使用がないこと
製造従事者にほとんど健康負荷程度がないこと
+(+1) ・ 製造時の健康・環境負荷程度が少ないこと
0( 0) ・ 製造時の健康・環境負荷程度はある程度あるが、一般市場流通品としては比較的小さいことが予測される
−(−1) ・ 製造時の健康・環境負荷程度が中程度であることが予測される
−−(−2) ・ 製造時の環境・健康負荷程度がかなり大きく、危険性があることが予測される
 
3.耐久性 ++(+2) ・ メンテナンスフリーで50年以上の耐久性が見込まれること(塗料の場合10年)
+(+1) ・ メンテナンスフリーで30年、メンテナンスして50年程度の耐久性が見込まれること(塗料の場合7年,10年)
0( 0) ・ メンテナンスして30年程度の耐久性が見込まれること(塗料の場合7年
−(−1) ・ メンテナンスして10〜20年程度の耐久性が見込まれること(塗料の場合3〜5年)
−−(−2) ・ メンテナンスしても10年程度以下しか耐久性が見込まれないこと(塗料の場合3年)
 
4.資源循環性 ++(+2) ・ 自然循環系資材であり、再生・再利用が容易なこと
+(+1) ・ 建材の分別回収が可能であり再生、再利用できる体制が整っていること
0( 0) ・ 建材の分別回収が可能で、努力すれば再生、再利用ができること
−(−1) ・ 再生利用、再利用、サーマルリサイクルは可能だが、建材の分別回収がむずかしいもの
−−(−2) ・ 再生、再利用ができなく、廃棄処分しか道がないもの
 
5.廃棄時
  環境負荷性
++(+2) ・ 誰が廃棄処分(埋め立て、焼却)しても環境に負荷をかけないもの
+(+1) ・ 通常の廃棄処分施設で処理が容易なもの
0( 0) ・ 通常の廃棄処分施設で処理が適正に行われれば問題のないもの
−(−1) ・ 仮に適切な廃棄処分が行われなければ環境負荷が発生するもの
−−(−2) ・ 廃棄処分に多大な労力が必要で、特別な廃棄処分施設が必要であり、適正に行われなければ問題が大きいもの
 
総合評価は上記11項目の獲得合計点を該当項目数の最小値で除す。

推奨品 2.00〜1.40

準推奨品 1.39〜0.40

普通:注意して使用すべき商品 0.39〜−0.08

非推奨品 −0.81〜−2

目次

エコ建材(建築資材・工法)の評価 Appraisal of eco-materials 1

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